十五三一(トーゴーサンピン)・九六四(クロヨン)が死語になるキャッシュレス決済化
十五三一(トーゴーサンピン)と九六四(クロヨン)
こんにちは雑食オヤジです。
十五三一(トーゴーサンピン)や九六四(クロヨン)という言葉を知っていますか?
どちらも、非公式に税務署で使われる言葉で、実際に存在する所得の大きさが10割あるとして、そのうち税務署などが把握している割合を表しています。捕捉率とも言います。
十五三一(トーゴーサンピン)は、サラリーマン10割・自営業5割・農業・林業・水産業3割・政治家1割の収入を把握している割合を表しています。
九六四(クロヨン)は、サラリーマン9割・自営業6割・農業・林業・水産業が4割のを捕捉率と表しています。
どちらにしても、源泉徴収されるサラリーマンは、収入がガラス張りで、不正がほぼ無い。
それに対して、自営業や農業などは、税金を減らす為に、売り上げを減らしたり、必要経費を増やすなど、自己申告で税金を申請するので、グレーゾーンがあります。
そのグレーゾーンの割合から本当の収入がわかりにく為に、十五三一(トーゴーサンピン)や九六四(クロヨン)と言う言葉が生まれています。
売り上げの透明化
自営業での現金での商売の場合は、税金の申告の裏付けを調べることは、容易ではありません。税務署も1件1件調べる事は不可能です。
ただ、支払いがクレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済が増えると、売り上げの透明化に繋がり、税金の自己申告のグレーゾーンは確実に減ります。
消費税増税に伴うキャッシュレスポイント
10月1日から始まったキャッシュレスポイントで、今までクレジットカードや電子マネーを使えなかった店舗でも、クレジットカードが使えるようになりました。
10月1日からキャッシュレスポイントが実際に始まりました。
実際、店舗でもネットでも2%・5%の還元は、店舗を選択する上で大きな要因になってきています。値段で決めるネットの方が、影響が大きいかもしれません。
様子見でいた店舗も、競合店が多い店舗は売り上げの確保の為に追加申請を始めます。
一度キャッシュレス決済を始めると、お客様はそのメリットで使い始めます。
キャッシュレス決済国別現状
2016年度の日本のキャッシュレス決済比率は19.9%です。韓国96.4%・中国65.8%・アメリカ46%です。
日本のキャッシュレス決済が、アメリカの比率を超える50%になると、売り上げの透明化が増し、グレーゾーンが少なくなります。
透明化による正確な売り上げ把握は、税金の申告にも確実に正確性が増します。
十五三一(トーゴーサンピン)と九六四(クロヨン)
が当てはまらなくなり、死語になる事を期待します。
最後まで読んでくれて、ありがとうございます。