キャッシュレス決済に移行でユーザー拡大と、売上の透明化のジレンマ

こんにちは雑食おやじです。

CMで小型のクレジットやsuicaなどの電子マネーまで使える端末Coineyを宣伝してますね。

 

なんと「通常19800円する端末をキャンペーンで初期費用0円。」

 

導入を検討していたが、初期費用がかかることでクレジット払いに二の足を踏んでいた店舗には、初期費用が要らないには有難いですね。

 

このCMのCoineyは2012年にに設立された会社です。2013年にクレディセゾンと提携し、5億円の資金調達。更に2017年には三井住友海上・三菱UF・電通・SBIから11億円資金調達しています。2015年には「日本ベンチャー大賞」を受賞しています。

今回のCMも当然2019年10月から消費税10%の際に、キャッシュレス決済での還元に照準を合わせています。

 

では、100億円キャンペーンで一気に導入された、QR決済のPayPay との比較はどうでしょう。

 

使えるユーザー数

QR決済は一気に使われる始めましたが、それでも2018年度で500万人です。それに比べてクレジットカードの契約者数は25000万人1人平均3枚以上以上持っていますので、8000万人以上がユーザーです。18歳以上の日本人の3/4は持っている計算になります。

使えるユーザー数ではCoineyが圧倒しています。

 

手数料

Coineyの手数料は以下の通りです。

●クレジットカードでは

VISA ・Master などが3.24%

JCB・ダイナーズクラブが3.74%

電子マネー Suicaなど3.24%

手数料はクレジットカードなので結構取られますね。

 

PayPay の手数料は以下の通りです。

手数料0円  

初期費用もタダで逆に3/31迄なら15000円もらえます。逆に貰えるのは本当に凄いですね。

決済金の入金も10000円以上なら最短、翌々日に届きます。入金手数料もジャパンネット銀行なら0円です。

 

Coiney は最短で10日以降の振込依頼で入金されます。振込み手数料も10万以下は200円の手数料がかかります。

 

2つを比較するとコストではPayPay が圧倒、使えるユーザー数ではCoineyが圧倒しています。10日以上の入金日も含め、店舗の対象ユーザーがQR決済に違和感がありそうならCoiney、手数料を含めたコストを意識するならPayPay 一択です。

 

日本のキャッシュレス化は20%と遅れています。消費税のポイントキャンペーンもあり、キャッシュレス化は進みます。(中国で60%韓国で90%です。)導入のコストは下がっています。ユーザー拡大の為にキャッシュレス決済に移行しませんか?

 

但し、キャッシュレス決済は売上の透明化を招きます。裏帳簿は作れません。

 

最後まで読んでくれてありがとうございます。