リスクを確認しながら投資する①
リスクを確認する
長期投資でポートフェリオを作成の際に、分散投資がリスクを減らす事になりますが、どの程度のリスクがあるのか、数字で確認する事ができれば、自分の許容範囲はどの位なのか?その範囲内のリスクで投資先を選択したり、ポートフェリオを組んだりする事が出来ます。
標準偏差
標準偏差は、過去のデータから特定の期間でどのくらい上げ下げの幅があったかを示す数値です。
標準偏差の数値が小さければ、あまり値動きが少ない投資先です。
例えば、100万円の投資先の標準偏差が5の場合、値動きが+-5動く確率が68%です。「ローリスク.ローリターン」です。
標準偏差の数値が大きければ、値動きが大きい投資先です。
例えば、100万円の投資先の標準偏差が20の場合、値動きが+-20動く確率が68%です。「ハイリスク.ハイリターン」です。
標準偏差の範囲
標準偏差の値はその値の範囲が68%の値です。その値を2倍にするとその範囲内の入るのが95%になります。3倍では99%です。(2倍3倍ってドラゴンボールの界王拳思い出しました。)
例えば新興国への投資するバンガードエマージングマーケッツETF(VWO)は標準偏差が16ぐらいです。(3年間)
標準偏差2倍(95%)では100万円投資して下がった時に68万円になっても許容範囲か3倍(99%)の範囲52万円になっても許容範囲かリスクを考慮して投資できます。
標準偏差の確認
標準偏差はインターネットのサイトで確認できますが、通常3年間の標準偏差です。現在は好景気の3年でしたので、標準偏差の値が小さくなっています。リーマンショックが起きた2008年を含めた10年間で見ると値は変わります。
標準偏差はエクセルで計算できますが、パソコンが苦手な人や、設定されたファンドの年が短く長期の標準偏差が出来ない場合は
標準偏差の3倍で計算してください。(99%の範囲になります)
有名なETFの標準偏差
- バンガードトータル・ワールド・ストックETF(VT)
全世界の投資可能な市場時価総額カバーをカバー
標準偏差10.48 3倍で31.44
- バンガードトータル・ストック・マーケットETF(VTI)
米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバーしています。
標準偏差10.35. 3倍で31.05
アメリカの債券市場に投資
標準偏差2.64 3倍で7.92
- 上場インデックスファンドTOPIX(1308)
TOPIXに連動して投資します
標準偏差15.51 3倍で46.53
全世界の新興国市場の大型株・中型株・小型株に投資
標準偏差15.92 3倍で47.76
まとめ
全世界に投資するVTの標準偏差が以外に低い