インドのクラシファイドサービス会社「Quikr」

インドのユニコーン企業はいくつもありますが、その1つがQuikrです。

Quikrはインドの 広告宣伝プラットフォームです。事業は人材サービスやECコンサルティング、不動産、車の販売やクラシファイドなど幅広いサービスを取り組む企業です。日本で言うと楽天見たいな感じです。

 

クラシファイドサービスとは

ある一定年代以上人はわかると思いますが、新聞の無料の「三行広告」のような一覧形式で情報を掲載して、お金をかけないで必要なモノをあげたり、もらったり、ヒトを集めたりする場を提供するサービスです。

また、目的・地域によって分類された広告でもあります。日本では「ジモティー」などが該当します。

 

Quikrは2008年にPranayChuletとJiby Thomas によって設立されました。本社はインドバンガロールにあります。ユーザー数は月3000万人に上ります。

2018年12月現在資金調達は4.37億ドルです。収益は1250万ドルですが、競合会社もたくさんあります。

 

第1競合会社

●OLXクラシファイド企業

インドだけで無く、ニューヨーク、ブエノスアイレス、モスクワ、北京、ムンバイを拠点とするインターネット企業。不動産、求人、車販売、サービス、コミュニティ、個人広告など様々なカテゴリーのクラシファイド広告を無料で載せ世界中に発信できる企業です。

 

不動産企業買収

Quikrは13社を買収し、Quikrの不動産部門は2つの事業があります。1つは若い世代に共同賃貸を提供するコリビング事業、もう一つは住宅購入のための仲介事業を行っています。

Quikrは不動産関連のHDFC RealtyやCommonFloorの買収により、収益は、1ヶ月あたり前年同期比で3倍に増えています。不動産収入は前年度でさえ総収入の35パーセントを占めています。

2018年12月にさらにIndia Propertyを買収、Indiapropertyは、不動産を購入、売却、賃貸するためのオンライン不動産ポータルで不動産の分野の強化をしています。景気の先行きはわかりませんが、人口がまだまだ増えるインドでは有望な事業なのでさらに投資が進んで行く事でしょう。