中国、平安良医生の無人診療所が凄い。日本ももっとオンライン医療を解禁して欲しい
こんにちは、雑食おやじです。
日本では過疎地での医者不足や都会では診療所の待ち時間が長くなっていますが、中国のネットで診療・医薬品を販売する平安良医生(Ping An Good Doctor)がAIで初期診断する無人診療所を2018年11月に導入しました。
遂にここまできたか・・。
無人診療所
無人診療所は「ワン ミニッツ クリニック(一分診療所)」という名前で2019年3月現在、既に利用者が300万人を突破しています。大きさは証明写真機ぐらいで、その隣に同じ位のクスリの販売機が付いています。
平安良医生
元々、平安良医生はオンラインで診断する際に、効率を上げる際にAIを利用していましたが、一分診療所では全面に出してAIに初期診療させ、その診断を人間が確認して正式な診断を下します。オンライン時は補助だったAIが全面に出てきました。クスリも併設の自動販売機に100種類備蓄されていて、直ぐに購入できます。もし必要な薬が無い場合は、もちろんネットの平安良医生で購入する事もできます。本当に凄いですね。
日本の現状
2018年にオンライン診察が解禁されました。ビデオ通話機能を使う方式で、対象の医療には健康保険も使えます。ただし、制約が厳しく活用数は限られます。
オンライン診断制約
①初診は対面診断を受ける。
平安良医生の無人診療所の様な物は無理
②健康保険対象が主に生活習慣病や喘息など長期に渡る医療が必要なもの
風邪など短期に診療は対象外
③6ヶ月以上は対面診療、7ヶ月以上は同じ医師のみオンライン診断が可能。
新しい薬などを処方する場合は対面診断が必要
日本のオンライン診断は、現状長期の治療が必要な特定の病気に、患者が中断せずに、続けて医療を受ける為の補助的なものです。
高齢者社会の医師不足解決には程遠いです。人口が減って行く前にもっと解禁して欲しいです。
最後まで読んでくれてありがとうございます。