年金の批判は、最低限年金を知ってからにして下さい!!

こんにちは雑食オヤジです。

年金の額が足りないので2000万円貯金してくださいと金融庁の報告が出て物議がありましたが、基本的な年金について理解していますか?

ベースの国民年金ですが、おさらいしましょう。

 

国民年金(老齢年金)

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20歳〜60歳まで40年間支払うと65歳から満額で年金がもらえます。

もらえる年金額は2019年4月で年間780,100円です。

今年の月額16,410円で考えると、金額7,876,800円支払います。単純に11年以上年金もらったら得になります。支給額が減らされない限り。

 

本当に780万円と言う金額の大きさにビックリしますね。ただ、同じように保険も月に16,000円払っていたら、同様の金額になります。さすが、人生で2番目に大きな買い物です。

 

国民年金支払い

国民年金保険料の支払い方法は、現金・口座振り替え・クレジットカードが選択できます。

 

また、以外と知られていないかもしれませんが、「国民年金前納割引制度」があります。知ってました。私は知りませんでした。会社員なので、その辺りに疎かったです。子供が大学生なら前納させます。

 

前納割引制度

割引は、現金や口座振り替え払いで割引が適用されます。

割引額は最大年利4%と非常に大きいです。

預金などでは、絶対にない金利ですので、可能であれば積極的に前納しましょう。

①2年前納  379,640円 割引額が15,760円

②1年前納  192,790円 割引額が4,130円

③6ヶ月前納  97,340円  割引額が1,120円

④当月末割引  16,360円 割引額が50円

 

クレジットカードの前納も可能

更に、手続きが必要ですが、クレジットカードでの継続支払いも可能です。前納する金額は同じです。カードのポイントも付きますので、1番メリットがあります。

クレジットカードでの前納

●2年前納●1年前納●6ヶ月前納が可能。

 

ただし、厚生年金の会社員や共済年金の公務員は適用されません。学生や自営業の方は上手く使いましょう。

 

国民年金は老後にもらうだけでは無い

よく75歳まで生きられ無いから、国民年金払わないという方、間違ってますよ。年金は、老後にもらう老齢年金だけではありません。

 

障害年金

国民年金年金に加入している間に、病気やケガで一定以上の障害が発生した場合に、65歳までもらえます。21歳で障害になった場合は、39年間障害年金がもらえます。

 

金額は年間 781,000円+αです。

+αは障害の等級と18歳未満の子供の人数で決まります。

第1子と第2子は、それぞれ224,500円支給されます。第3子以降は74,800円になります。

障害等級が1級の場合は、78,100円×1.25倍支給になります。

 

遺族年金

無くなった人により、生計を維持されたいた遺族の生活保障の為の年金が遺族年金です。

18歳未満の子供がいる妻がもらえます。

令和8年までは、65歳未満で、死亡日の前々月までの1年間の保険料が滞納して無ければ、受給できます。

受給金額781,000円+子供加算

子供は第1子・第2子はそれぞれ224,500円

第3子以降は+74,800円です。

 

寡婦年金

年金を10年以上納めた夫で10年以上結婚して、生計を維持していた妻に対して60歳〜65歳の間に支給されます。

金額は夫の老齢年金の3/4の金額です。

 

付加年金

毎月国民年金保険料+400円支払いと、給付額に200円×付加年金納付月数の追加年金がもらえます。

例 200円×40年間(480ヶ月)の場合

総支払いは192,000円になります。

支給は1年で200×480で96,000円に

なります。65歳から2年以上支給で元は取れます

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この様に、国民年金は老後だけで無く、「障害」「遺族」「寡婦」と大切な人を守る保険の役目もあります。

今回は国民年金だけでしたが、「厚生年金」「共済年金」などは金額が大きいだけに、給付額も更に多くなります。

 

他にも2019年4月から、妊娠で国民年金免除が始まりました。

出産前後の4ヶ月分は「申請」すれば、支払い免除になる制度もあります。

 

税金で穴埋め


年金は税金により穴埋めされています。もし、年金を払わなくても私達の税金から穴埋めされているので、年金の一部を払っている状態です。年金を払わないと、間接的に支払っても支給は一切ありません。

保険と割り切って払うのが、1番良い方法です。

 

最後まで読んでくれてありがとうございます。