信用スコアリングによる相互保険

スコアリングを使った保険

アリババのアリペイで面白い保険が始まりました。名前は「相互保」といいます。「相互保」は加入者で重大疾患になった人を加入者全員でお金を出し合う保険です。

 

相互保とは

「相互保」はあくまでガンや心筋梗塞といった指定された100程度の重大疾患を発症した際に、39歳以下であれば上限30万元(約486万円)、40-59歳であれば10万元(約162万円)を上限に医療費を保障する保険です。加入時には保険金を支払う必要がありません。

相互保は毎月7日と21日の2回を申請書の期日としており、その期日毎に認定された医療費合計を参加者全員で割り、負担金が確定します。そして14日と28日の月2回口座から負担分を引き落します。患者1人の1つの疾患は最大負担金は0.1元(1.7円)と決まっています。

既に30万人以上が加入

支払いは例えば、年間30万人の3%が重要疾患になったとしたら、9000人✖️0.1元は900元(14580円)年間掛かります。そんなに要らないと思いますが。

 

実際の加入条件

①年齢59歳以下

②既に心臓疾患や糖尿病など疾患が無い

③アリペイの芝麻信用(スコアリング)で650以上が必要

 

運用の流れ

重大疾患になった人は、その医療費の領収書などをオンラインで申請します。

申請書類は、個人情報を配慮した形で全ての加入者が見ることができます。

その書類に問題が無ければ、保険金をもらえます。あくまでも、相互に助け合い透明性が重視された保険です。もし書類に不備がなどがあり、加入者から異議があれば、厳格に不正確認が行われます。勿論問題無ければ、保険金は貰えます。

 

芝麻信用650はかなり信用力が高く、富裕層のサービスです。スコアリングによるサービスはこれからも、増えて行く事でしょう。