ゲイツ財団の活動が広範囲

ゲイツ財団

ビルゲイツ&メリンダ夫人の財団が援助している、HydroGlide Coatingsのステイシー・チン博士の研究チームは、ラテックス表面自体に親和性をもたせて摩擦を減らす「自己潤滑性」をもたせたコンドームを開発中です。

チン博士らの開発する自己潤滑性コンドームは、「親水性のあるポリマーが体液などの水分と接触すると滑りやすくなる」という性質を活用しています。表面自体を潤滑性の高い性質に変えることで、潤滑剤なしで半永久的に低い摩擦力を維持できる仕組みになっています。

新しいコンドームが凄いのはわかるが、チン博士が開発しているところが、日本語的には笑えます。

 

ゲイツ財団がどんな分野に援助しているのか気になってので、調べてみました。

ゲイツ財団は「国際開発プログラム」、「グローバルヘルスプログラム」、「米国プログラム」の3つのプログラムを展開しています。

 

国際開発プログラム

農業開発、貧困層への金融サービス、水・衛生整備支援といった、多くの人々に対して成果が上がる支援。

 

グローバルヘルスプログラム

ワクチンや医薬品、診断方法の確立と普及を通じた感染症と家族保健の改善。

新しいコンドームの支援もこの部分から支援されています。

 

米国プログラム

全ての米国国民に中等・高等教育の機会を与えることを目的として、高等教育に関係する様々な支援や図書館を通じたパソコンやインターネットの普及を支援。

 

ビルゲイツと妻メリンダによって2000年創設されたゲイツ財団は、世界最大の慈善基金団体です。2006年にはウォーレン・バフェットに300億ドルにのぼる寄附により規模が倍増しています。

なんと言っても、世界のお金持ちの3本の指に入る2人が関与している財団です。財団の基本財産が363億ドル、日本円で4兆円の財団です。EU加盟国のスロバキアの国家予算より基本財産が大きいので、新しいコンドームまで支援できます。