ターゲットとコンセプトが違う厚底シューズアシックスから発売

2019年3月厚底シューズでシャアを落とした「アシックス」から新しい厚底シューズ「METARIDE」が発売されました。

 

厚底シューズ

2017年から厚底ランニングシューズ「ナイキ ズームヴェイパーフライ4%」が転売されるほど人気のシューズになっています。メーカーの希望小売価格で25000円台もするシューズです。

 

特長はなんと言っても、名前の由来「ランニング効率が4%高まる」で、下り坂を走っている感覚になる程のシューズです。一部で「ドーピングシューズでは?」と疑われる程です。

実際トップアスリートが記録を塗り替えています。2018年の箱根駅伝でも40人が履きナイキのシューズ占有率はトップになる程です。

ただ、トップアスリートは、つま先から着地する「フォアフット」走法です。「ナイキ ズームヴェイパーフライ4%」はトップアスリート向けのシューズで「フォアフット」走法向けになっています。ただ、一般の日本人のランナーは、かかとから着地する「ヒールストライク」走法です。「フォアフット」走法向けに作られた「ナイキ ズームヴェイパーフライ4%」では、いつもと異なる筋肉が使われて、疲労度が増します。

 

アシックス「METARIDE」

アシックスの「METARIDE」も厚底シューズですが、ターゲットが異なります。日本人のランナーに多い「ヒールストライク」走法をターゲットにしています。かかとに体重がかかるので、かかとに緩衝材が入り、衝撃を抑えるようになっています。

 

小売価格27000円も

「METARIDE」の特長は走行時のエネルギーを19%削減できた事です。

ソールが船底のように反り返っていて、つま先部分の硬度を高めて曲がらないようにしているので、少しの前傾姿勢でまえのめりになり、シューズが勝手に前へ進んで行きます。

 

自分にあった走行で選択

「ナイキ ズームヴェイパーフライ4%」も「アシックスMETARIDE」もエネルギー効率を上げた製品です。ただ、自分の走法が、つま先から着地する「フォアフット」走法か、かかとから着地する「ヒールストライク」走法かを確認して選択すれば今まで以上に結果が得られるはずです。

値段はどちらも高いです。間違った選択は「疲労度アップ」「ケガ」につながります。気をつけましょう!