雇用統計2万人は景気懸念の分水嶺?

昨日アメリカの雇用統計が発表されました。景気動向で1番注目される指標の一つです。毎月第1金曜日の日本時間で9時半(夏期)10時半(冬期)に発表され、為替・株などが大きく変動したりします。

 

雇用統計で発表される数字

①非農業部門雇用者数

事業所調査で非農業部門に属する事業所の給与支払い帳簿を基に集計された就業者数です。前月比で報道されます。

②失業率

失業者÷労働力人口×100で産出されます。

 

今回の予想は

①非農業部門雇用者数 18万人予想

結果は3万人

②失業率 3.9%予想

結果は3.8%

失業率は予想値に使い数字でしたが、非農業部門雇用者数は大きく下回りました。為替・株共に今のところ大きく変動していませんが、非農業部門雇用者数は景気の分水嶺になるかもしれません。日本も景気動向が下降し始めていますが、アメリカも下降のサインかも知れません。答え合わせは来月以降ですが、注目度が更に上がります。