ドコモの新料金プランでソフトバンクがほくそ笑む

ドコモが昨年11月に携帯料金を下げる事を発表しました。どの位下げるのかと言うと、現在の2割〜4割程度値下げされると発表されています。

規模的にして1年で最大4000億円程度です。凄い金額ですね。

この発表があったので、何時も学割割引を前面に出してCMするのに、今年は学割が前面に出ていません。auもドコモの割引プランに対抗を表明しているので、思い切った学割プランが出ていません。

 

値下げの原資

ただ、この値下げはスマホ端末を別料金にして、通信料だけを支払うプランになるだけです。

現在の料金プランは「端末料金」と「通信料金」を一緒にして、端末サポート料を月々割引料金にしています。

例えば、現在最新型のiPhone XS 64GBの機種代金は一括で128,768円かかります。分割にして月々サポートをうけるプランでは、総額料金から月々2,457円の2年間割引されます。

-2457✖️24回で-58,968分の割引です。端末料金は128,768-58,968=69,800

月々の端末料金の支払いは69,800➗24=約2900円です。通信料金プラン+2900円でiPhone XS 64GBが持つ事が出来ます。

料金プランを2〜4割下げると、その原資を元に料金サポートしていた分を減らす。もしくは完全になくす必要があります。今まで、料金サポートのお陰で端末料金が高い、最新のiPhoneを購入できましたが、次回からは買い替え頻度を減らすか、値段の安いスマホ端末を購入する人が確実に増えます。現在日本のiPhoneスマホ率は40%位ですが、これからどんどん減っていきます。特に上位機種iPhone XS MAX 512GBなどは端末料金が179,496円です。通信費プラス月々7,476円サポート無しならかかります。

 

高額な最新式のiPhoneを購入

もし4月以降の料金プランが月々サポートを無くしたプランだけになると、発表後には、ドコモショップが大混雑します。iPhone を安く使えるプランが無くなるからです。特に新規加入で無料のiPhone8は直ぐに無くなるでしょう。

 

ソフトバンクの目算

ソフトバンクはドコモに対抗しない事を表明。値下げプランはワイモバイルでするので、ソフトバンクのプランは値下げしないそうです。

実際、ドコモとauが新プランに移行した場合、現状のプランでiPhoneを使いたいユーザーは、ソフトバンクでないと高額のため使えません。ソフトバンクはそれを見越しています。ソフトバンクバンクの目算通りになるか楽しみです。