通勤通学の電車で音楽を聴くヘッドホン・イヤホンの選ぶ為の用語知っていますか

ヘッドホンやイヤホンは種類がいっぱい

スマホのお陰でどこでも音楽が聴けますが、他の人には迷惑をかけないで楽しむ為にヘッドホン・イヤホンは必須です。

 

基本用語

イヤホンやヘッドホンを選ぶ時に用語がわかると選択しやすく、お店で買う場合なども聴き易くなります。

 

ヘッドホン・イヤホンは4つの要素

●ドライバーユニット

音を出すスピーカー部分

●ハウジング

耳を覆うヘッドホンやイヤホンの形

●装着方式

耳にどうつけるのか?

●無線・有線

ワイヤレスや有線か

他にもマイクの有無などもあります。

 

①ドライバーユニット(スピーカー)

通勤通学などで使うヘッドホン・イヤホンのスピーカーはほとんど「ダイナミック方式」です。コイルと永久磁石で膜を振動させる方式で、構造はシンプルです。値段も比較的安く作れます。

他にも「コンデンサー方式」がありますが、別にアンプ部分が必要で携帯するには不向きです。人間が聞こえないような高音も再生できるので、音にこだわった人向きです。値段も高価です。

●ドライバーユニットの大きさ(口径)

スピーカーの口径が大きくなると低い音がよく響き、小さいと高い音がよく響きます。単位はφ(ファイ)で表し、「φ45mmのドライバー」といえば、直径4.5cmのスピーカーが付いているという意味です。高いヘッドホンには、低音ドライバーと高音ドライバーの2個付いていたりします。

 

②ハウジング

ヘッドホンには、カタチで2種類があります。イヤホンでは無い。

●クローズドタイプ(密閉型)

耳を完全に覆います。部品が大きいので重いデメリットがありますが、小さな音で聞け、低音から高音まで、綺麗に聞こえます。周りの音が聞こえないので、外出では使えません。

●オープンエアタイプ(開放型)

耳に当てるだけで一部のみ覆い、耳を覆っていても、ハウジングが密閉していません。聞いている音が漏れるので、周りの人が迷惑します。構造が簡単で、軽い。電車など公共の場で使うのは不向きです。

イヤホンの場合

カナル型(耳栓型)イヤホン

耳栓の様な状態を作る高音質タイプです。
通勤通学などの移動時におすすめです。
音漏れしづらく音に厚みのあるタイプ。密閉されているので低音域がしっかり聴こえます。

●インナーイヤー型イヤホン

耳に乗せるだけのスッキリタイプです。
音が外に逃げるので、電車の中などは不向きです。スッキリした音で高音域が得意です。

●耳かけ型イヤホン

耳全体に引っ掛けて使うので安定感があり、落ちにくいです。
耳に入れる部分もカナル型、インナーイヤー型等から選べます。

iPhone専用 Lightning対応イヤホン

iPhone7以降からイヤホンジャックがなくなりましたので、手軽に使用するためにはLightningコネクタ対応イヤホンが必要です。

 

③無線

コード付きのイヤホンやヘッドホンの他にも無線で聴けるものが人気です。ただ、有線ケーブルと違って音が劣化したり、ゲームやビデオ等で映像画面と音がズレる「音ズレ」が発生するデメリットがあります。

Bluetooth

ワイヤレスヘッドホンやイヤホンは、Bluetoothという2.4GHzの周波数を使う規格が使われています。

Bluetoothの種類

BluetoothにはA2DPと言う標準音楽伝送規格があります。そのA2DPにはコーデック(Codec)という音楽のデータを圧縮・復元する規格が使われます。このコーデックが音の劣化と音ズレの原因です。

データの圧縮・復元するコーデックには

3つの方式SBC・aptX・AACが主に使われています。

コーデックの性能で音質が変わります。

コーデックは送信機(親)とヘッドホン(子)が両方対応しないとそのコーデックが使われないので注意が必要です。送信機の対応を確認してイヤホン・ヘッドホンを選びましょう。

●SBC

一番使われているコーデックです。デジタル音質で音が大きく劣化します。

●aptX

aptXは、Androidスマホに採用されているコーデックです。SBCに比べて音の劣化が少ないのが特徴です。圧縮率がSBCと比べて格段に少なく、高品質な音を楽しめます。タイムラグもほぼ無いです。

AAC

AACは、AppleiTunesで使われるコーデックで、音の劣化が少ないです。SBCと変わらない圧縮率ですが、送信時の遅延がほぼ無く、高品質な音楽を楽しめます。

 

その他

インピーダンス

インピーダンスは電気抵抗で単位はΩで表します。インピーダンスが高いヘッドホンは抵抗が大きいので、再生音量が小さくなります。 逆にインピーダンスが低いヘッドホンは抵抗が小さいので再生音量は大きくなります。高いヘッドホンはインピーダンスが大きいので、再生音量が小さくなります。その為に、ヘッドホン用アンプが必要になります。イヤホンやヘッドホンと出力側とのインピーダンスをできる限り合わせる事が重要です。スマホでイヤホンで聞くなら30Ωも有れば十分です。

ノイズキャンセリング

雑音を打ち消すタイプです。
電車やバスなどでの使用におすすめです。雑音が多い場所で効果を発揮、乾電池などの電源や充電が必要です。

 

可能ならば

有線タイプのヘッドホンなら、サンプルがあって音楽を試し聴き出来る所も結構あります。一度家電店を覗いてみて下さい。無線タイプは、試して聴く事ができる所がほとんどありません。上記の機能とネットなどレビューを参考にして選択してください。

 

長いヘッドホン装着は耳に悪い

ヘッドホンやイヤホンで60分以上聞かない、ボリュームは最大の60%より大きくしないで聴くようにしてください。自分の耳を守る為です。お願いします。