アップルも参入。家庭で測れる心電図と医療機関との連携。

アップルもヘルスケアに参戦

アップルが2019年ヘルスサービス立ち上げる事を発表。確かに2018年Apple Watch Series 4の心電図機能が使えるようになりました。今使えるのは米国と米国領のみです。アップルは心電図などを元にヘルスケアサービスを行い始めますが、心電図で何が分かるか知っていますか?

 

心電図

健康診断や人間ドックなどで年に1・2回心電図を撮る機会があるはずです。

心電図は心臓の状態を把握する検査です。心臓は筋肉でできた臓器で、筋肉にかすかな電気が流れて興奮し、その結果、拍動が起こります。こうした心臓の電気的活動をみるのが心電図です。

 

心電図で分かることは、心臓がリズミカルに動いているかどうかがわかりますから、心臓のリズムが乱れる「不整脈」がわかります。また、心臓の筋肉の電気的活動にも異常が生じる事で、「心筋梗塞」や「狭心症発作」もわかります。

血圧計を個人で持っている人は40代くらいから結構いますが、心電図を持っている方は殆どいないと思います。

 

家庭用心電図

家庭用ポータブルサイズの心電図は思ったより気軽な値段で販売されています。(35000円位)機能としては、機械が計測して記憶するものです。メモリーカードに記録保存され、液晶画面で波形を確認することができます。もちろんコンピューター上で心電図をプリントアウトすることもできます。異常があるかどうかは器械が自動判定してくれます。例えば「オムロン携帯型心電計」など。

もうひとつは伝送機能をもつタイプです。薄型で持ち運びも簡単です。インターネットなどで簡単にデータを送ることができ、所定の伝送先に送るとすぐに自動解析された心電図とコメントがEメールで送られてきます。値段は高価ですが、不整脈だけでなく狭心症などの虚血性心疾患の発見や医療機関との強い連携が特徴になります。

アップルはApple Watchを使ってこの部分をデータ化・分析・提案するサービスを行う予定です。

Google も参入を諦めた医療分野、アップルがApple Watchでどこまで普及させるか楽しみです。