ソフトバンクが認めたスタートアップ「カテラ」

建設業界は現場の人の力で行い、建設工事の進め方は100年以上変化はありません。規模が大きくても関係が無く、建物はそれぞれ個別の計画を立て建てられてきました。部材調達から配送・ディーラー・下請け業者など建設の各工程が別の会社によって行われています。

原材料やデザイン要素、プロセス、必要となる人的スキルなどは、どの計画でも共通しているにも関わらず、それらを効果的に統合する術がなかったのが実情です。

 

建設に関わる情報を統合し、設計から建築まで一か所で行い、建物のモデルや設計・施行に関するあらゆる情報を、サプライチェーン全体で共有し、精度の高い品質で、施行期間を40%縮小を目指すのがカテラです。

 

カテラは資材待ちのロスを無くす

材料発注、製造、追跡、配送がシームレスに扱えるようにして、最適なタイミングで無駄なく現場へ資材や製品を供給可能にし、時間ロスを無くし、施行期間を40%削減を目指しています。建物設計および建設の生産性を向上させるBIMとサプライチェーンERPを結合させる事で実現しようしています。

創業者Michael Marksはトヨタの工場のように建設を捉え、無理や無駄を省き、効率的な生産体制を追求する経営です。

設立わずか3年で評価額は30億ドルとなり、ソフトバンク・ビジョン・ファンドから8億6500万ドルを調達した。トヨタ生産方式のようなサプライチェーン最適化により、長年変革のなかった建設業界が大きく変えようとしています。