電動バイクのコスパ

電動バイクがチラホラ売れ始めていますが、燃費が安いので飛びつくのは、考えものです。

 

燃費

カタログ上、燃費の良い原付バイクは1ℓ70km走ります。ソリンが1ℓ150円なら、1kmが2.14円かかります。

一方電動バイクは、カタログ上フル充電で40〜60km走ります。電気代計算すると、1km0.5〜1円位になります。

これだけ見れば、電動バイクが断然お得に見えます。

 

トータルコスト

電動バイクの1番のネックはバッテリーの消耗です。バッテリーは2年位で弱ってきますので、バッテリーを買い替える必要があります。バッテリーの価格は4〜5万円かかります。4万円として、1日あたり54円別にかかることになります。1日フル充電分(60km)毎日走るなら、原付バイクと同じくらいのコストになります。2年限定で考えれば安くなりますが、長期間乗るバイクでは原付バイクの方が安くなります。

 

しかし、電動バイクは原付バイクに無い、デザインセンスや環境配慮・音の静かさ、更にスマホとの連携があります。

 

バッテリーレンタル方式

他にも新しい試みが出てきています。台湾メーカーのGogoro  はコンビニなどに設置されたバッテリーボックスに使用済みバッテリーを返却し、代わりに充電済みバッテリーを借りられる方式を使っています。この方式のおかげで、充電時間を気にせずに Gogoro を利用できます。

値段はバイクと2年間のバッテリーレンタルサービス・ロードサービスを含めて50万円します。他にも月額の方式もあり、月々1200円からレンタルサービスを買うことが出来ます。

日本人にも実験的に沖縄の石垣島でGogoroがレンタル形式で導入されています。1日4000円かかります。

 

電動バイクは消耗品のバッテリーをどう取り扱うかで値段が変わります。台湾ではレンタル形式で更に補助金も出てコストが下がっています。日本でもコンビニにバッテリーステーションを置くことができれば、もっともっと普及していきます。