積立FX(米ドル)
積立FX
積立FXとは、FXの仕組みを利用して、FXのメリットを活かした、新しい積立です。レバレッジを3倍迄にしリスクを抑えて、FXの少ない手数料で外貨を積み立て行く投資になります。
FX初心者にも入りやすい積立ですので、見ていきましょう。
FX入門
FXは通貨の価値が「上がる」「下げる」を予想してその差額で利益を出します。
投資する金額が小さいと利益が少ないのですが、FXではレバレッジ(てこの原理)を使って最大25倍まで利益を拡大することができます。逆に損出も25倍になります。
FXにはもう一つ利益があります。2つの通貨(円とドルなど)間の金利差の売買で生じるのがスワップポイントです。金利が高い通貨との取引で高いスワップポイント(金利)が得られます。
FXのメリット
①手数料が安い
外貨預金の手数料は、米ドルで大手銀行などでは1円です。「住信SBIネット銀行」「GMOあおぞら銀行」は手数料2銭です。FXでは手数料は無料がほとんどで、手数料と同じようなものがスプレッドです。そのスプレッドがFXでは0.3銭と非常に安いのが特徴です。
②金利が高い
外貨預金の米ドル金利はネット銀行で0.5%です。FXではスワップポイントが日々の金利にあたりますが、だいたい1%以上あります。金利差はおおよそ2倍以上の差があります。
③信託保全
信託保全では、資金はFX業者の破たん等に関係なく
信託保全されます。(100%保護)
外貨預金は信託保全されません。
デメリット
①ロスカット
ロスカットとは損失が大きくなった時に保有している未決済取引が強制的に決済されるルールの事を言います。
損失が一定以上になった時にロスカットは発動し取引が強制的に終了します。
実際にはロスカットは「証拠金維持率」が何%以下になった時というように決められています。ロスカットの証拠金維持率は20~30%位です。
例えば証拠金維持率30%なら、1ドル100円で購入なら1ドル30円以下でロスカット発動されます。現在110円前後ですので、1ドル33円以下になれば、ロスカットされます。レバレッジを2倍にしても66円以下です。ちなみに、過去のドルの史上最安値は75.54円です。問題ないレベルです。
②24時間取引
株と異なりFXは24時間取引がされています。寝ている間に相場が大きく変わることがあります。
積立FX
積立FXはFXのスワップポイント部分(金利)をメインにした積立です。
「SBI証券」と「SBI FXトレード」で提供されています。米ドル以外の通貨の選択肢が「SBI FXトレード」のほうが多いです。
①外貨預金に対して
ほとんどの場合、手数料は低くなります。積立FXでは5銭です。
外貨預金の手数料は大手銀行で100銭、ネット銀行で25銭ぐらいです。ただし、「住信SBIネット銀行」「GMOあおぞら銀行」は2銭です。
金利はFXなので現在1%位なので2倍高くなります。
②FXに対して
通常のFXに比べるとスプレッドが広いです。同じSBI FXトレーダーでも通常FXスプレッドは0.27銭ですが、積立FXは5銭と大きく違います。
レバレッジはFXは25倍まで、積立FXは3倍までです。
積立FXは「毎日」「毎週」「毎月」と取引を自動化できます。
項目 | 外貨預金 | 積立FX | FX |
---|---|---|---|
手数料(スプレッド) | 100銭~2銭 | 5銭 | 0.27銭 |
金利(スワップポイント) | 0.5% | 1%以上 | 1%以上 |
全額保証 | × | 〇 | 〇 |
まとめ
積立FXは外貨に対して
「高い金利」と「全額保証」のメリット
FXに対しては
手間(時間)を節約できるメリットがあります。